宇多田ヒカルの「来年からしばらくの間 表立ったアーティスト活動をお休みします」 という報告には、ファンのみならず多くの人たちが驚いたことだろう。確かに今回の彼女の決断には賛否両論があるけれど、彼女は音楽活動を止めて引退するわけではない。
「EMIとの契約も残ってるから、引退するわけにはいかないのね(笑)。それに、音楽を作ること自体はすごく好きだし、自然なことだし、音楽なしでは長期生活していけないと思うから。ホントに私はミュージシャンなんだな、音楽家なんだなって思うことばっかりなんだよね」
「それに、私の曲を待っていてくれる人達がいるから」と、彼女は何があっても宇多田ヒカルを応援してくれたファンや自分の音楽を愛してくれた人たちへの感謝の気持ちがあった。だかこそ、活動休止前に発表する今回のベストアルバムには、「心を込めた新曲を入れたい」と思ったのだという。
「言いたいことがあったの。初めてなんだよね、そういうふうに心から思ったのって。今回の新曲の歌詞は、作詞をする職人的な要素抜きで、素直に書きたいことを書いたって感じ。なんだろ……、アルバムでいうと、(新曲を収録した)DISC2は、ある意味『First Love』に似てるんじゃないかなって思った」
デビューから約12年。デビューした頃の自分には決してもう戻れないし、今まで歩いてきた道のりを消すことはできない。だからこそ、今、宇多田ヒカルは過去の自分や今まで抱えていたであろう苦しみや葛藤とちゃんと向き合わなければ、次にある自分の未来は見えてこないと思ったのだろう。そんな思いを彼女は新曲に刻んだのだった。
「ホント、大事なことを一生懸命に考えた歌詞なの。「Can't Wait 'Til Christmas」以外の4曲(「嵐の女神」「Show Me Love(Not A Dream)」「Goodbye Happiness」「Hymne a’amour ~愛のアンセム~」)は、自分との和解であったり、過去との和解であったり、自分とホントに向き合うこととか、恐怖と向き合うこととか、そういうテーマが一貫してあるの。そういうふうに一貫したテーマがあるっていうのも初めてだったし、言いたいことを4曲通して書いたことで、今までで一番ストーリー性があるんだよね。一生懸命書いた歌詞だから、みんなに伝わればいいなって気持ちが、今までにないくらいこもってるの」
DISC1に並んだたくさんのヒットソングを聴くと、宇多田ヒカルは本当に素晴らしい才能を持っているアーティストだとあらためて思うだろう。そして、そのシングル曲を生んだ彼女は、今、どんなことを思い、どこへ行こうとしているのかを、DISC2の新曲は教えてくれるはずだ。
「なんか、DISC1の私を、DISC2の私が「大丈夫だよ」「いいんだよ」「こういうふうにも考えられるよ」って言って、抱きしめあげようとしているような感じがするんだよね」
(文:松浦靖恵)
(转自:http://www.oricon.co.jp/music/interview/2010/hikki1117/index.html?cat_id=topa)
「EMIとの契約も残ってるから、引退するわけにはいかないのね(笑)。それに、音楽を作ること自体はすごく好きだし、自然なことだし、音楽なしでは長期生活していけないと思うから。ホントに私はミュージシャンなんだな、音楽家なんだなって思うことばっかりなんだよね」
「それに、私の曲を待っていてくれる人達がいるから」と、彼女は何があっても宇多田ヒカルを応援してくれたファンや自分の音楽を愛してくれた人たちへの感謝の気持ちがあった。だかこそ、活動休止前に発表する今回のベストアルバムには、「心を込めた新曲を入れたい」と思ったのだという。
「言いたいことがあったの。初めてなんだよね、そういうふうに心から思ったのって。今回の新曲の歌詞は、作詞をする職人的な要素抜きで、素直に書きたいことを書いたって感じ。なんだろ……、アルバムでいうと、(新曲を収録した)DISC2は、ある意味『First Love』に似てるんじゃないかなって思った」
デビューから約12年。デビューした頃の自分には決してもう戻れないし、今まで歩いてきた道のりを消すことはできない。だからこそ、今、宇多田ヒカルは過去の自分や今まで抱えていたであろう苦しみや葛藤とちゃんと向き合わなければ、次にある自分の未来は見えてこないと思ったのだろう。そんな思いを彼女は新曲に刻んだのだった。
「ホント、大事なことを一生懸命に考えた歌詞なの。「Can't Wait 'Til Christmas」以外の4曲(「嵐の女神」「Show Me Love(Not A Dream)」「Goodbye Happiness」「Hymne a’amour ~愛のアンセム~」)は、自分との和解であったり、過去との和解であったり、自分とホントに向き合うこととか、恐怖と向き合うこととか、そういうテーマが一貫してあるの。そういうふうに一貫したテーマがあるっていうのも初めてだったし、言いたいことを4曲通して書いたことで、今までで一番ストーリー性があるんだよね。一生懸命書いた歌詞だから、みんなに伝わればいいなって気持ちが、今までにないくらいこもってるの」
DISC1に並んだたくさんのヒットソングを聴くと、宇多田ヒカルは本当に素晴らしい才能を持っているアーティストだとあらためて思うだろう。そして、そのシングル曲を生んだ彼女は、今、どんなことを思い、どこへ行こうとしているのかを、DISC2の新曲は教えてくれるはずだ。
「なんか、DISC1の私を、DISC2の私が「大丈夫だよ」「いいんだよ」「こういうふうにも考えられるよ」って言って、抱きしめあげようとしているような感じがするんだよね」
(文:松浦靖恵)
(转自:http://www.oricon.co.jp/music/interview/2010/hikki1117/index.html?cat_id=topa)
由irbk于2010-11-23, 11:39进行了最后一次编辑,总共编辑了1次